1961年卒有志によるお花見会 (1961年卒業同期会)

卒業50周年をきっかけに結成されて集まり始めた我々同期生は、以来毎年少人数ですが集まりを重ねてきました。その中で特に気の合う者10名前後が昨年か ら「昼食会」と称して隔月に集まって、時には学院の近況やらヘボン博士の遺徳に関する情報やらを交換し合ったりするが、大半は雑談(おしゃべり)を楽しん でいます。
今回はいつもと趣向を変えてメンバーの一員である田中さん(大田区内)のお宅にて「お花見会」を行うことになり、4月2日(水)に実地した。
結局、当日集まれたのは8名で、男女それぞれ4名ずつでした。そのうち5名は
11時半に最寄りの駅で集合して、初めて訪問する田中邸を探しつつ、8分ばかりの道のりを歩きましたが、その道すがらの桜並木では丁度満開に差し掛かった桜が楽しめました。到着した田中邸にはすでに2名が先着していました。
通された広い座敷には、すでに手配していただいた数々の食べ物が並べられ、我々
は持参した飲み物を開けて直ちに「花見の宴」が始まりました。広い芝生の庭には
いろいろな植木群の奥に一段と背高く抜きんでた二本の桜の老木が色鮮やかに
咲いているのを仰ぎ見られました。暫くは飲んだり食べたりしゃべったりして会食を楽しみました。飲食が一段落した後は、庭に出て春の陽を浴びながらほろ酔い気分で隅々まで歩きまわり、桜の老木に触れたりしてひと時を過ごしました。
興が進んでハワイ滞在が長かった一人が衣装を変えて本場仕込みのハワイアン
ダンスを披露してくれると、続いて別の仲間が持参したウクレレを持ち出して、
ハワイアンソングやフォークソングを熱唱して盛り上がりました。

一通楽しんで再び座敷に戻った我々を待ちかねるように庭の奥深い木々の中から「鶯」の声が繰り返し聞こえて、この宴を締めくくってくれました。
田中さんとお手伝いを下さったご家族の皆様にあらためて感謝いたします。
(大峡 壮介 記)