旧古河庭園と染井霊園フィールド・ワークの実施 (ヘボン塾講座有志の会)

本学卒業生で校友講座受講済みのOB・OGからなる当有志の会のメンバーのうち、希望者で始められた中島耕二ゼミ「ヘボンの手紙を読もう会」は、昨年4月 14日開講から1年が経過しました。中島客員教授のご指導のもと、16回の講義、3回のフィールド・ワークの体験を通して、ゼミ生12名は貴重な英知を授 けていただきました。

今回は年度の締めとして、3月23日(土)に先生の熱心なご説明により10名が学んだ「旧古河庭園と染井霊園フィールド・ワーク」について報告をさせていただきます。

『旧古河庭園』は、ヘボン塾第1期生の林 董に「予が生涯最第一の知己」と言わしめた陸奥宗光の旧別邸であり、そして、明治学院で学んだ中島久万吉なども同地とゆかりがあることを知りました。

次に『染井霊園』に移動しました。同地は、旧播磨国林田藩建部家下屋敷跡地で、1874(明治7)年に東京府の管理として、神仏一般の共葬墓地となり、 1935(昭和10)年に名称が『染井霊園』に変更され現在に至っています。墓碑の数は、5,500基と言われています。今回は、そのうちの明治学院ゆか りの人々(13基)を訪ねました。

・デビット・タムソン夫妻・次女マミー(アメリカ長老教会宣教師、講師、理事)
・メアリー・パーク(アメリカ長老教会女性宣教師)
・ケイト・ヤングマン(アメリカ長老教会女姓宣教師)
・アンナ・H・キダー(アメリカ・バプテスト教会女姓宣教師)
・ジョージ・E・ウッドハル(アメリカ長老教会宣教師)
・田村直臣(牧師・同窓生・教授)
・巌本善治(理事・教育者)
・若松賤子(児童文学者・ヘボン塾生・フェリス女学校教師)
・松平定敬(桑名藩第4代藩主、S・R・ブラウン教え子)
・松平定教(桑名藩第5代藩主、修文館・ブラウン塾生)
・下岡蓮杖(写真家、新栄教会員)
・杉亨二(法学博士、我国統計学の祖、フルベッキ教え子)
・樺山資紀(海軍大将、初代台湾総督、内務・文部大臣)

墓前で先生の資料に基づく説明により、これら先人達の築かれた明治学院の歴史の重さを知り、私たちは感謝しつつ何をなすべきかを自問し、明日への動機付けをいただきました。

フィールド・ワーク終了後、明学OBの親友が近くで開いている「レストラン キャラ」(北区西ヶ原1-54-8)で、先生を囲みながら、おいしい洋食を味わいました。当地は染井吉野の発祥の地であり、当日は桜が満開であったことも 重なり爽やかに体験できたことなどを振り返りつつ、新年度も受講できる喜びを噛みしめながら散会しました。

(世話人:1969年商学科卒・海瀬春雄 記)