2008年秋、当時の学長が交換留学生(以下、留学生)の日本語レベルに個人差がある事に危機感を抱き、留学生の日本語能力upに何か手を打ちたいと考え、検討を依頼された明治学院サービスは、留学生関連の所管部署とも協議をし、秘策として「伝統的な日本文化を日本語で紹介し、実際に体験してもらうこと」との考えに至りました。また、講師・スタッフをお願いする方々については、企業等での海外赴任の経験・日本の伝統文化に精通している・ボランティアで活動に参加して頂ける等々を念頭に、様々な業界等で活躍されている明治学院大学卒業の諸先輩方(以下、OBOGの皆様)に、活動参加を依頼することになりました。名称については「留学生支援校友プロジェクト」とし、2009年4月から活動をスタートさせています。
現在、このプロジェクトの取り纏めをお願いしている吉田威一郎さんは、社会人時代に海外との接点が多く、定年後のボランテイア活動での留学生との交流体験もあり、体育会テニス部のご出身で、活動に賛同して頂けるOBOGの皆様を選抜し、日本舞踊・茶道・華道・書道の名取クラスを集めて発足させて頂きました。
現在の活動状況としては、春学期3回・秋学期3回の講座を中心に、講座当日は、留学生に日本文化の一端を実際に経験してもらうために、日本舞踊を踊る、お茶を点てる、花を活ける、筆を運ぶ等々を企画し、そのあと講座の感想や日本での生活での関心事を日本語でOBOGの皆様と語り、毎回2時間程度を過ごしております。
このプロジェクトを通じて、留学生が帰国後に「明治学院大学での楽しい経験」を後輩に広報してくれると嬉しいし、OBOGの皆様も小さな国際交流を心掛けています。
最近は、留学生への授業の質・量がupし、当プロジェクトへの参加が厳しいとの声も聞こえます。また、OBOGの皆様の高齢化が悩みで、若手の方々の参加が期待されています!
【現在の支援体制】
・スタッフ
菊地 康利
吉田 威一郎
・講師
戸張 紀子(日舞)
清野 美智子(華道)
中山 久子(茶道)
伊藤 公一(書道)
塚本 輝雄(折り紙)
(鈴木 和子・休止中)
※2015年度秋学期講座内容が確定しました!
【2015年度秋学期】
・2015年10月7日(水) 「書道」 伊藤公一 先生
「折り紙」 塚本輝雄 先生
・2015年11月11日(水) 「日本舞踊」 戸張紀子 先生
「茶道」 中山久子 先生
・2015年12月2日(水) 「華道」 清野美智子 先生
時間:13時00分~14時30分
場所:明治学院大学白金キャンパス